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幸せを感じる働き方はきっとある!キャリアの糸を紡ごう

キャリア形成情報

2020/09/01

経済産業省によれば、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、キャリア観に変化があった方は5割にも上るそうです。

キャリアは自分の行動や、他の方からの情報、そしてタイミングなどが関係しあいながら形成されていくものです。

今回は実際にあった転職にまつわるエピソードを紹介しつつ、今後のキャリア形成について考えていきます。




-自分の行動~「最後に質問はありますか?」~


求人情報を検索していても、条件に合う案件が見当たらないことはありませんか?

インターネットを開けば、たくさんの求人情報が掲載されています。

しかし地域や経験、年齢など、すべての条件が合致する募集案件は意外と少ないのではないでしょうか。



かつて、「2年の契約社員としての雇用」以外はすべて希望条件にかなう求人案件がありました。

応募するか否かを迷っていましたが、ひとまず、応募したところ、書類選考、面接と進みました。



面接の終了間際「最後に質問はありますか?」

と尋ねられた時、「質問ではありませんが・・・」と前置きをし、

清水の舞台から飛び降りるような気持ちで、期限の定めのない正社員を希望していることを伝え、希望通り正社員として就職できた事例がありました。



面接時の勇気が、そうでなかった案件を 希望する転職条件に一致させたのです。







-他の方からの情報&アドバイス ~私のアピールポイントは?~




冒頭の経済産業省の資料ではキャリア観に変化があった方のうち、「どこでも活躍できる自身の強みを可視化する必要がある」と感じた方は9割を占めていました 。

皆さんの「強み」とは何ですか?もしかしたら、ご自身ではそうとは認識していない経験が、実は「強み」なのかもしれません。



「個人営業」と「社内勉強会の講師」の経験をもつ人物がいました。

しかしあるのは「経験」だけ。

営業も講師も、どちらも目立った成果などは全くありません。

そうした中、キャリアコンサルタントが紹介したのは、

営業経験 × 講師経験 =「セールストークを説明する講師業」

という当時新しい職業でした。



転職活動においては、自らがアピールポイントだと思っていても、雇用側にニーズがなければ、それは「強み」にはなりません。

加えて新しい職業も次々と生まれています。




キャリアカウンセラーが応募者の経験と企業ニーズを上手にマッチングさせた転職の一例です。







-自分で決める幸せな働き方


「科学的な適職」という本では、「7つの徳目」として、幸福度を高める仕事の7つの条件が紹介されています。

その中の2つが「前に進んでいる感覚は得られるか?」「どれだけ世の中の役に立つか?」です。



足元のコロナウィルス感染拡大は、私たちが経験したことのない社会変化(打撃?)をもたらしています。

「前に進んでいる感覚は得られるのか?」は、スキルの向上だけでなく、今や変化に対応し続ける働き方が可能であるか?という視点にもつながるでしょう。



また生活を支える仕事(医療、物流関係者など)に従事する方々を「エッセンシャルワーカー」と敬意をこめて呼ぶようになりました。

「どれだけ世の中の役に立つのか?」という点も、仕事選びの中で、そして仕事を続けるモチベーションの拠り所として今以上に大きなウェイトを占めてくるようになるでしょう。






昨今では、転職だけでなく、副業、独立やフリーランスなど、キャリア形成の選択肢はますます広がっています。

幸せを実感でき、尚且つ自分にあった働き方が必ずや存在するはずです。






-今日の仕事の先に次のステージが ~ゆるやかにつながる、キャリアの糸~




実は、私には4回の転職経験があります。

転職回数はやや多くなっていますが、一つ一つの仕事は緩やかながらすべて繋がっています。

繋がり方は、似たような仕事内容であったり、人的つながりであったりいろいろです。



残念ながら毎日楽しいことばかりではありませんが(むしろツライことのほうが多い・・・)、次のステージは今日の仕事の先につなっがているのだと実感しています。






誰しもが幸せを実感できる働き方を望んでいますが、今後、予期しないかたちで転職活動に臨むこともあるかもしれません。

変化が多く、先行き不透明な今だからこそ、良質な情報源と良い助言者と巡りあっておくことが、目の前の仕事に安心して取り組めることにつながるように思えてなりません。







※経済産業省HP「事務局説明資料 令和2年5月」13頁左「キャリア感に変化があった者」
※経済産業省HP「事務局説明資料 令和2年5月」14頁左「自身の強みを可視化する必要が あると感じた者」
※「科学的な適職」鈴木祐「4021の研究データが導き出す 科学的な適職」クロスメディア・パブリッシング

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